建売住宅は「契約したら終わり」ではありません。むしろ契約後から引き渡しまでに、住宅ローン・火災保険・内覧・登記・設備確認など重要な作業が集中します。
特に注意したいのは、引き渡し前に家の不具合を確認すること、必要な工事を先に決めること、住宅関連の書類を捨てないことです。契約後から入居後まで、順番に確認します。
- 建売を買ったあとにやること一覧
- 1.住宅ローン本審査が終わるまで新しい借入を増やさない
- 2.火災保険は引き渡し日までに準備する
- 3.引き渡し前の立会いを「見るだけ」で終わらせない
- 4.可能なら第三者のホームインスペクションも検討する
- 5.傷・汚れ・設備の状態を写真で残す
- 6.保証内容と連絡先を確認する
- 7.図面・保証書・検査関係の書類を捨てない
- 8.エアコン工事は穴あけ位置に注意する
- 9.カーテン・照明・アンテナ・網戸の有無を確認する
- 10.家具・家電は採寸してから買う
- 11.外構を追加するなら境界を確認する
- 12.引っ越し前にネット・ガス・電気・水道を手配する
- 13.引き渡し直後にもう一度家全体を確認する
- 14.不動産取得税の通知を見落とさない
- 15.住宅ローン控除を使うなら確定申告を確認する
- 特に重要なのは「引き渡し前」
- 建売を買う前の記事もチェック
- モノベルプラスのひとこと
- 公式一次情報
- あわせて読みたい
建売を買ったあとにやること一覧
大まかな流れは、①住宅ローン本審査 → ②火災・地震保険 → ③引き渡し前確認 → ④残代金決済・登記 → ⑤鍵の受け取り → ⑥設備・外構工事 → ⑦引っ越し → ⑧住所変更・税金関係です。
1.住宅ローン本審査が終わるまで新しい借入を増やさない
事前審査に通っていても、その後に本審査や融資実行があります。住宅購入直後だからといって、自動車ローンやカードローンなど新たな借入を安易に増やさないようにします。
勤務先や収入状況などに大きな変化がある場合も、金融機関へ確認が必要です。
2.火災保険は引き渡し日までに準備する
住宅ローンを利用する場合、金融機関から火災保険への加入を求められることがあります。補償額だけでなく、水災・風災・破損など何を付けるかを確認します。
ハザードマップや立地条件を見ながら、必要な補償を選ぶことが重要です。
3.引き渡し前の立会いを「見るだけ」で終わらせない
建物完成後の確認では、床やクロスの傷だけでなく、ドア・窓・収納・水栓・排水・コンセント・換気設備など実際に動かせる部分を確認します。
気になる部分は写真を撮り、その場で指摘事項として残します。「入居してから言えばいい」と後回しにしないほうが確認しやすくなります。
4.可能なら第三者のホームインスペクションも検討する
自分では判断しにくい施工状態が気になる場合は、住宅診断を依頼する方法もあります。
すべての建売で必須というわけではありませんが、床下・小屋裏・施工状態など専門的な確認をしたい人には選択肢になります。実施できるタイミングは売主に事前確認しましょう。
5.傷・汚れ・設備の状態を写真で残す
引き渡し直前の状態をスマートフォンで一通り撮影しておきます。特に床、壁、建具、水回り、外壁、基礎、駐車場コンクリートなどは記録を残しておくと後から比較できます。
6.保証内容と連絡先を確認する
新築住宅では、住宅品質確保法により構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分について10年間の瑕疵担保責任が定められています。
ただし、すべての設備や傷が10年間保証されるという意味ではありません。売主独自の保証、設備保証、定期点検の時期と連絡先を確認しておきます。
7.図面・保証書・検査関係の書類を捨てない
売買契約書、重要事項説明書、確認済証、検査済証、住宅性能関係書類、設備保証書、取扱説明書などはまとめて保管します。
将来の修理、リフォーム、売却、確定申告などで必要になる可能性があります。
8.エアコン工事は穴あけ位置に注意する
新築直後のエアコン設置では、筋交いや柱、配線、配管などを傷つけないよう施工位置を確認します。スリーブが用意されている住宅なら、その位置も確認しましょう。
太陽光発電を後付けする場合も、屋根保証への影響がないか売主へ確認してから進めるのが安全です。
9.カーテン・照明・アンテナ・網戸の有無を確認する
建売住宅は完成しているため全部付いているように見えますが、物件によって標準装備は異なります。
カーテンレール、照明、テレビアンテナ、網戸、物干し金具、エアコンなどが別途必要になるケースがあります。入居直前に気付かないよう設備表と現物を照合します。
10.家具・家電は採寸してから買う
冷蔵庫や洗濯機は設置スペースだけでなく、玄関・廊下・階段などの搬入経路も測ります。
カーテンは窓そのものではなく、実際に取り付けるレールを基準に採寸します。大型家具はコンセントやドアの開閉を塞がないかも確認しましょう。
11.外構を追加するなら境界を確認する
フェンス、物置、カーポート、サイクルポートなどを追加する場合は、敷地境界や建築上の制限を確認します。
特にカーポートなどは大きさや地域によって建築確認などが関係する場合があるため、施工業者へ確認してから進めます。
12.引っ越し前にネット・ガス・電気・水道を手配する
インターネット回線は工事待ちになることがあります。ガスを使用する住宅では開栓時の立ち会いが必要になる場合もあります。
入居日が決まったら早めに申し込みましょう。
13.引き渡し直後にもう一度家全体を確認する
鍵を受け取ったら、家具を搬入する前に室内を確認します。水漏れ、建具の動き、設備の作動、傷などをチェックし、問題があれば売主や施工会社へ連絡します。
14.不動産取得税の通知を見落とさない
住宅を取得すると不動産取得税の対象になります。新築住宅や住宅用土地には一定の要件を満たした場合の軽減措置があります。
自治体によって手続き方法が異なるため、都道府県から届く案内を確認してください。
15.住宅ローン控除を使うなら確定申告を確認する
住宅ローン控除の適用には、住宅や入居時期、所得、借入期間などの要件があります。給与所得者でも、原則として最初の年は確定申告が必要です。
制度は改正されるため、実際に申告する年の国税庁の案内で対象要件と必要書類を確認してください。
特に重要なのは「引き渡し前」
建売購入後で最も集中して確認したいのは、まだ売主側と一緒に建物を確認できる引き渡し前です。
傷・施工状態・設備・保証・付属品を確認し、気になる部分は写真と記録を残す。これだけでも入居後のトラブルを減らしやすくなります。
建売を買う前の記事もチェック
まだ契約・引き渡し前なら、建売住宅を買う前にやること完全チェックリストもあわせて確認してください。
引っ越し準備については、引っ越しで忘れやすい注意点15選で時系列にまとめています。
モノベルプラスのひとこと
契約後は家具や引っ越しに意識が向きやすいですが、先にやるべきなのは「家そのものの確認」と「書類・保証の確保」です。家具は後から買えますが、空の状態で家全体を確認できる機会は限られます。
公式一次情報
国土交通省「住宅の品質確保の促進等に関する法律」関連情報
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000016.html
国税庁「住宅ローン控除」関連情報
https://www.nta.go.jp/
※2026年9月時点。税制・住宅ローン控除・自治体の手続き等は条件や年度によって異なります。契約書、売主、金融機関、自治体、国税庁の最新案内を確認してください。







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